みなさんこんにちは、れんとです。
今回は、村上春樹の『羊をめぐる冒険』を読んだ感想を書いていきたいと思います!
そして、他の読者さんたちの感想とも比較していきたいと思います。
それでは参ります。
『羊をめぐる冒険』について
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『羊をめぐる冒険』の概要
まず最初に、『羊をめぐる冒険』の概要をまとめてみました。
- 村上春樹の第3作目の長編小説
- 出版年‥‥1982年
- ページ数‥‥406p
- 鼠3部作の最終作
- 上下巻で文庫化されている
- 本作で第4回野間文芸新人賞を受賞している
鼠3部作とは?
鼠3部作は、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』から始まり、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』と続く3作の長編小説から成る物語です。
主人公である「僕」と、友達の「鼠」の物語になっています。
詳しくは今後別記事でまとめようと思います!
野間文芸新人賞とは?
野間文芸新人賞とは、簡単に言うと純文学の新人に与えらえる文学賞です。
この賞は講談社の初代社長の野間清治によって設立された財団法人野間文化財団が主催しています。
1979年から続いているこの賞は、1982年に受賞した村上春樹の他に、2009年に村田沙耶香さん、2021年には井戸川射子さんが受賞しています!
『羊をめぐる冒険』のあらすじ
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妻から別れを切り出され、美しい耳を持ち、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新たなガールフレンドとなった僕。
ある日、故郷の街を出た友人の鼠から手紙を受け取った僕は、その後ある1人の人物に会うことになる。
その男は「先生」と呼ばれる謎の人物の秘書を務めている人物で、星形の斑紋がある1頭の羊を探すように僕に求める。
そして、僕は美しい耳を持ったガールフレンドと共に羊を探す旅に出かけることになるが‥‥。
果たしてその羊は見つかるのか?そしてその羊が意味するものとは?
『羊をめぐる冒険』の読者の評価は?
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かなり好評!
『羊をめぐる冒険』の読者の評価は良いのか?悪いのか?
結論から言うと、好評なんです!
読者の感想をいくつか引用させていただきます。
世界観がすごいなぁ。羊男と鼠と僕と。ただ、読むのはすごく難しいと思った。そして感想を書くのも難しい(笑)
読書メーターより
うーむ面白かった。村上春樹は『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』も読んだが、この『羊をめぐる冒険』が一番面白かった。風の歌よりピンボール、ピンボールよりこの本作が面白かった。何が良かったって絶妙な空気感で挟まれるイカした会話と細かいところを無視した運命的なストーリーが良かった。こうして三部作読んでみて少しは村上春樹を克服できたかな。
読書メーターより
「おもしろかった」という意見が多かったです!
でもそれに対して、「難しい」「わからない」という意見もチラホラ、、といった感じですね。
再読している読者が多数→内容が難しい?
この『羊をめぐる冒険』の感想を調べていて思ったのが、再読している読者がたくさんいることです。
この作品が好きで再読している人もいますが、1度読んだだけでは内容が理解できないから再読しているという人も一定数いますね。
再読してもやっぱり内容がわからないという人もいました。
『羊をめぐる冒険』を読んだ僕の感想
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はっきり言って、「難しい」と思います。
『羊をめぐる冒険』は村上春樹の初期のころの作品になっていて、比較的新しい作品に比べて物語性が薄いというのも理由の1つとしてあるのかもしれません。
それに、『羊をめぐる冒険』は『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』の続編になっているので、その2作を読んでからじゃないと全体像が見えてこないので注意が必要です。
とはいえ、この作品は読者の中でも評価が高いというのが事実です。
1度読んだだけで分からなかった方は、繰り返し読んでみてもいいかもしれませんね。