村上春樹のおすすめの作品を5つ紹介!【初心者はこれを読めば間違いない】

いまや日本の文学界を背負っている村上春樹。

彼がこれまでに書き上げてきた長編小説の総数はなんと”14”作品にものぼります。

そこで、この記事では村上春樹の「初心者向け」のおすすめの作品を5つ、ハルキストである僕が厳選して紹介したいと思います。

「村上春樹作品を読んでみたいけどどれを読んでいいのかわからない」「村上春樹の読みやすい作品を知りたい」という方の参考になれば幸いです。

1. 作品を選ぶにおいて重視したこと

今回、作品を選ぶにあたって次の2点を重視しました。

  • 文量
  • 読みやすさ

 
Boku
量が多すぎず、物語として頭に入ってきやすい作品を選びました

2.村上春樹のおすすめ作品【初心者向け】

それでは内容に入っていきます!

1.『ノルウェイの森』

1つ目は、「ノルウェイの森」です。

  • 文量・・・・・・★★★☆☆
  • 読みやすさ・・・★★★★☆

「ノルウェイの森」は村上春樹の作品の中で最大のヒット作であり、発行部数は1000万部を突破しているモンスター小説です。

 
Boku
既にご存知の方も多いのでは???
 

実は、僕が読んだ最初の村上春樹の作品がこれです。

僕が村上春樹の小説の魅力に気づかせてくれたのがこの「ノルウェイの森」であり、そのためこの作品には強い思い入れがあります。

この作品の良さは、なんといってもその「ストーリーのわかりやすさ」が挙げられます。

 
Boku
僕が村上春樹ワールドに引き込まれたのも、最初に読んだこの「ノルウェイの森」のストーリーが頭に入ってきやすかったからだと思います。

この小説は表向きは「恋愛小説」ですが、その裏には隠された奥深いテーマが存在しています。

全体を通して暗い雰囲気が漂っている作品ですが、僕は読んでいて飽きることがなかったですね。

村上春樹の人気作品の中でも1,2位を争う作品となっていますので、是非読んでみてください。

2.『スプートニクの恋人』

2つ目は「スプートニクの恋人」です。

  • 文量・・・・・・★★★☆☆
  • 読みやすさ・・・★★★★☆

『スプートニクの恋人』も『ノルウェイの森』と同じく恋愛小説です。

しかし、『ノルウェイの森』と違って本作は女性が女性に恋をするという物語になっています。

全体を通してかなりロマンティックな作品に仕上がっています。

というのも、舞台が途中からギリシャになっていて、村上春樹の美しい描写が読者をギリシャに旅行に行った気分にさせてくれるかもしれません。

 
Boku
ちなみに”スプートニク”はロシア語で”旅の連れ”を意味しているそうです。

3.『1Q84』

3つ目は『1Q84』です。

  • 文量・・・・・・★★★★★
  • 読みやすさ・・・★★★★★

『1Q84』は『ノルウェイの森』に並ぶ村上春樹の人気作品です。

2010年本屋大賞ノミネート作品であり、『1Q84』(3部作)の第1部のBOOK1が発売34日で100万部を突破して社会現象を起こした超大作です。

 
Boku
タイトルの『1Q84』は1984年を言い換えたもので、その理由は本書を手に取ってご確認ください!

本作は村上春樹の作品の中で一番文量が多い小説になっていますが、内容はかなり読みやすいです。

読みやすさが文量の多さを相殺しているとかじゃなく、文量の多さに感謝してしまうほど本作はとても面白いです。

この作品を読めばもう村上春樹ワールドに引き込まれているに違いありません!

(『1Q84』のレビューについてはこちらを参考にしてください!)

4.『ダンス・ダンス・ダンス』

4つ目は『ダンス・ダンス・ダンス』です。

  • 文量・・・・・・★★★★☆
  • 読みやすさ・・・★★★★☆

本の表紙が特徴的な『ダンス・ダンス・ダンス』は村上春樹の14作の長編小説の中で第6作目の作品です。

『ノルウェイの森』が日本を激震させた翌年に発売された本作ですが、これもかなり面白かったことを覚えています。

実をいうと、『ダンス・ダンス・ダンス』はまだ一度しか読んでいないのですが、物語に出てくるキャラクターやストーリーを詳細に思い出すことができます。

 
Boku
五反田君がけっこう好きだったな。

はっきり言って、本作は村上春樹の小説の中ではそれほど有名ではないかもしれないですが、ぼくの中ではひそかに「隠れた名作」の称号を与えた作品でもあります!(笑)

5.『風の歌を聴け』

さいごは『風の歌を聴け』です。

  • 文量・・・・・・★★☆☆☆
  • 読みやすさ・・・★★★★★

『風の歌を聴け』は村上春樹のデビュー作で、本作で「群像新人文学賞」を受賞して小説家としてデビューしました。

 
Boku
村上春樹の小説家としての人生の第一歩目の小説という事ですね。

全体で160ページほどで、内容もわかりやすいので村上春樹の初心者にはおすすめです!

ただ一つ言わせてもらうと、「ボリュームが少し物足りない」かもしれません。

ぼくがこれを読んだのが『1Q84』や『ノルウェイの森』などの人気作の後だったのでそう感じるだけかもしれませんが、「物語にめっちゃ引き込まれる!」って感じでもなかったです。

でも村上春樹の独特の文章は健在ですので、「村上春樹ってこんな文章を書くんだ」と理解していただくには問題ないと思います。

ぜひ手に取って読んでみてください。

3.まとめ

  1. 『ノルウェイの森』
  2. 『スプートニクの恋人』
  3. 『1Q84』
  4. 『ダンス・ダンス・ダンス』
  5. 『風の歌を聴け』

ぼくが厳選した村上春樹初心者におすすめの作品は以上の5つになります。

村上春樹の小説は個人的にどれも読みやすいと思っているんですけど、今回は特に読みやすいものを5つ厳選しました。

村上春樹の作品をまだ読んだことのない人は、この機会に是非手に取って読んでほしいなと思います!