みなさんこんにちは。
今回は、村上春樹の小説が原作の映画『ドライブ・マイ・カー』のレビューをしていきたいと思います!
原作小説との違いについても詳しく見ていこうと思っているので、是非ご覧ください。
『ドライブ・マイ・カー』について:アカデミー賞「国際長編映画賞」受賞!
まず最初に、『ドライブ・マイ・カー』の基本的な情報についてまとめてみました⇩
- 監督:濱口竜介
- 公開日:2021年8月20日
- 出演:西島秀俊 三浦透子 霧島れいか パク・ユリム ジン・デヨン 他
- 上映時間:2時間59分
上映時間が「約3時間」と少し長めになっています。
次に、本作が受賞した主な賞をまとめてみました⇩
・カンヌ国際映画祭(脚本賞・国際映画批評家連盟賞・エキュメニカル審査員賞)
・ゴールデングローブ賞(非英語映画賞)
・英国アカデミー賞(非英語作品賞)
本作はなんとアカデミー賞受賞作品なんです!
そして、日本人、日本の映画で「カンヌ国際映画祭脚本賞」を受賞するのは初の快挙だそうです。
原作は村上春樹の短編小説!【女のいない男たち】
映画『ドライブ・マイ・カー』ですが、その原作となっている小説があります。
村上春樹の『女のいない男たち』という短編集に収録されている「ドライブ・マイ・カー」という作品です。
『女のいない男たち』は、アメリカの元大統領のバラク・オバマ氏が「2019年のお気に入りの本」に選んだ本みたいです。
ちなみに、「ドライブ・マイ・カー」というタイトルはビートルズの「ドライヴ・マイ・カー」からとられているそうです。
映画『ドライブ・マイ・カー』のあらすじ
舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻の音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまうーー。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが・・・。
喪失感と”打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。
映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト
赤のサーブがとても印象的な映画でした。
映画『ドライブ・マイ・カー』を原作と比較!
映画『ドライブ・マイ・カー』を原作小説と比較して、内容の違いはあるのかどうかについて考察していきます。
原作よりも拡張されている
結論を言うと、映画『ドライブ・マイ・カー』は原作よりも内容が拡張されていました。
と言っても、「愛する妻を失い、後にあるドライバーと出会って今まで目を背けてきたあることに気づいていく」という大筋のストーリーは同じでした。
原作小説には描かれていなかった場面がいくつかあって、原作を読んだことのある僕も新鮮な気持ちで楽しむことができました!
原作と設定が違うところがある
映画には原作と設定が違うところがありました。
例えば、主人公「家福」の乗っている愛車の「色」です。
原作では家福の乗っている愛車の色は「黄色」の設定でしたが、映画版では「赤色」になっていました。
他にもいろいろありましたが、小説を映画化するにあたって多少の内容変更があるのは当然と言えば当然なのかもしれないですね。
他の短編のエピソードが盛り込まれている
映画『ドライブ・マイ・カー』には、「女のいない男たち」に収録されている他の2つの短編のエピソードが盛り込まれていました。
「シェエラザード」と「木野」の2つです。
映画『ドライブ・マイ・カー』の感想:おもしろかった!だけど、、
個人的な感想はこんな感じです。
でも、退屈だと感じる人もいるかも。。。
本作は村上春樹の独特な世界感がよく再現されていたと思います。
でも、その淡々とした感じが「つまらない」「退屈」と感じてしまう人もいるのではないかと個人的には思います。
「ワクワク」、「感動」、「心を揺さぶられる」そんな体験をしたい方にはちょっと不向きかもしれないです。
「DVD&Blu-ray」がすでに発売中!
2021年8月20日に公開されたばかりの本作ですが、なんとDVD&Blu-rayがもうすでに発売中です!
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『ドライブ・マイ・カー』を視聴できる動画配信サービス
『ドライブ・マイ・カー』は、以下の動画配信サービスで視聴することができます。
・U-NEXT (レンタル 399円)
・dTV (レンタル 440円)
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『ドライブ・マイ・カー』まとめ
『ドライブ・マイ・カー』はアカデミー賞を受賞するなど、世界的にもかなり評価の高い映画です。
しかし、先ほども言ったように終始淡々としている感じがあって、そして上映時間が3時間もあるので合わない人もいるかもしれませんね。
村上春樹ファンの方には是非鑑賞していただきたい作品です!