「頑張らない生き方」について。これの意味をみなさん誤解していませんか?

最近、「頑張らない生き方」という言葉をよく聞きます。

「頑張らない生き方」ってストレスフリーで楽しそうな感じがしますが、みなさんはどう思いますか?

「頑張らないで幸せになれたら最高!」なのは間違いないですが、それは可能なのでしょうか??

今回は「頑張らない生き方」についていろいろ考えてみました。

1.「頑張らない生き方」は半分正解で半分間違い

「頑張らない」というのは、個人的には少し無理があるような気がします。

なぜなら、人生を生きて行くためには多少なりとも頑張る必要があるからです!

 
Boku
石油王に生まれたら話は別。

バイト、仕事、勉強、、人生には頑張らないといけないことばかりです。

 
Boku
ほんと大変ですよね。。

1.「頑張らない」⇒「頑張りすぎない」が正解

大事なのは、「頑張りすぎない」ことです。

言い換えるなら、無理をしないということ。

さらにまた言い換えるなら、少なくとも頑張ることは必要だという事。

一般的に、頑張ることは「美徳」として思われることが多いと思います。

特に日本ではそういう考えが強いんではないでしょうか?

「一生懸命」「努力は嘘をつかない」「石の上にも三年」みたいに、日本には頑張る事や努力を鼓舞する言葉が多く存在していますよね。

こういった言葉はぼくも好きなんですが、ただ注意をしないと自分の身体をすり減らしてしまう事にも繋がってしまいます。

2.「コップ理論」と「過ぎたるは及ばざるが如し」

頑張りすぎると、めっちゃ疲れます!!

 
Boku
疲れのないところに頑張りはない

頑張るというのは、いわばコップに少しずつ水を注ぐのと同じだと考えてください!

コップ7~8分目の頑張りはちょうどいいぐらいだと思います。

でも、あまりに頑張りすぎてコップ満杯まで水が溜まるとどうなるのか、もちろんコップから水がこぼれ落ちます。

自分の身体に疲労が溜まっていて、これは頑張りすぎだという事。

過ぎたるは及ばざるが如し」っていう言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは論語の中にある言葉で、”何事もやりすぎは良くない”という意味です。

大事なのは、「中庸(バランス)」を保つことだと、孔子さんは言っていましたよ!

2.「頑張らない生き方」を説いた古代中国の先人

頑張らないじゃなくて”頑張りすぎない”、これがとても大事です。

でも、古代中国に”正真正銘の頑張らない”を説いて実践していた人物がいるので、最後に少し紹介させてください。

1.老子とは?

老子は古代中国の思想家で、孔子や孟子、荀子らと諸子百家の一人に数えられている人物です。

「諸子百家」とは?
中国の春秋戦国時代(紀元前770年~221年)に現れた学者と学派の総称

昔話やアニメなんかで「仙人」みたいなキャラクターって出てきたことあると思うんですけど、老子はまさに「仙人」みたいな人だと思ってもらって大丈夫です。

老子の思想というのはかなり現実離れしたものになっていて、当時の人々にはほとんど受け入れられなかったんです。

いったいどんなものなのか説明していきます。

2.「運命論」:努力せずに自然に身を委ねようぜ

この記事のテーマの”頑張らない”を思想にしたのが老子の説いた「運命論」です。

簡単に言うと、「努力なんかせずに、なるようになるんだから自然に身を任せて生きろ」という事です。

けっこう飛躍していますね。(笑)

でも老子にはこういう結論に至ったちゃんとした理論があるんですが、それについて話すと長くなるのでここでは割愛します!

(老子について知りたい方はこちらの記事をご覧ください)

3.まとめ

頑張ることは決して悪いことではありません。

ただ、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉からもわかるように、頑張りすぎは体に毒です。

大事なのは、バランスです。

頑張るときは頑張る、休むときは休む!

そうやって自分のペースで頑張っていくのが最高です。